3.23抗議集会

田崎聡の沖縄現象論

2008年03月24日 09:24

きのう、どしゃぶりの雨の中、北谷で「米兵によるあらゆる事件・
事故に抗議する県民大会」の集会が行われた。
主催者発表で6000人で、前回の11万人に比べると数は少ない。
これは、県知事も参加せず、自民・公明等の保守が動員を見合わせたり、
豪雨のせいもあっただろう。
今一つ動員には繋がらなかった。
なんぶトリムマラソンには7900人あまりも参加し、
沖縄タイムスの1面には、自社イベントの「沖展」の記事を
大きく載せるなど、今回は琉球新報の集会の扱いの方が大きかった。
中には、産経新聞と世界日報に「被害者の実名を掲載、中傷して自民・公明は集会に行くな」
というビラまでばらまかれたと言う。
今の保守は親米保守なので、「米国大好き」人間の集まりであることは確かである。
よく、「あの事件は、女の子の方も悪いのよ。誘われてホイホイ付いていくんだもの」
という地元女性の話も聞くことがある。
しかし、事件の焦点はそこにあるのではない。
先日も横須賀のタクシー運転手が米兵に殺されたといわれている。
以前も、沖縄で同様の事件がありタクシー運転手がメッタ刺しにされ殺された。
おそらく、他の国では暴動まで発展するだろう。
そこまで発展しないと、本土のマスコミには到達しないのだろうか。
とかく、本土のマスコミは少女が暴行された事件を大きく報道するが、
基地問題をもっと正面から取り上げてほしいものだ。



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