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2008年03月14日

外資とホテル

先日、沖縄マリオットリゾート&スパのレストランコンセプトのリニューアルに招待された。
昨年6月に就任した新支配人エロールミフタヒッテン氏、
昨年9月に就任した、料理ディレクターで副総支配人のテリー浜田氏、
今年の1月に就任した高橋郁総支配人の紹介のもと
オールスターブッフェを堪能した。ディナーは5000円と、この内容では格安だ。
1度は訪れるといいだろう。
外資とホテル

さて、マリオットといえば、ロワジールと同じ外資ファンドローンスターの傘下だ。
ローンスターは韓国の銀行を買収したり、ブッシュ大統領お膝元のテキサスのファンドとして
今後3年間に1兆円を投じて、100のホテルやゴルフ場を買収すると豪語しているところだ。
米国はサブプライム問題、ドル安と内需が冷え込んでいる中で
外貨で稼ごうというファンド系の日本への投資は、円高という構図の中で見事に当たったわけだ。
というか、もちろん最初からこのことはわかっていて日本への投資を加速させたのだが、、。

この2~3年の間、沖縄のホテルは外資による売買が盛んだ。
ローンスターのマリオットやロワジール、ルネッサンスリゾート、イシン、ゴールドマンサックス、
インターコンチネンタルのクラウンホテルなどなど。
地元資本は、ほとんどなくなってしまったのではないだろうか。
振り回されているのは、現場の人間だ。
「45歳以上は一切採用せず、解雇」とか「数字があがらなければ首はすぐ変える」
とか、現場は結構ビクビクしながら仕事をしているのが現状だ。
もともとホテルは労働時間が長い割りには低賃金なので、
なかなか県内の若い働き手が育たない。
働いているのは、県外の人間が多いのだ。
さらに、この3年以内にリッツカールトン、ウェスティンなど4000室ものホテルが計画されているというからスゴイ。
はたして、人材は確保できるのだろうか。
やはり、外国人の雇用を少しゆるくして受け入れないと、沖縄は国際化には程遠い県になってしまうだろう。
外資とホテル


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Posted by 田崎聡の沖縄現象論 at 11:49│Comments(0)沖縄経済
 
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