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2008年03月17日

米国型資本主義の崩壊

2007年12月から始まった米国のサブプライムローン問題。
かつての日本の「ゆとりローン」のようなことが
米国でもとうとう起きてしまった。
この根は、深い。
もともと、不動産を担保に家を貸すということが、日本の場合は
連帯保証人というガチガチの縛りがあるので、
日本経済は、ある程度保険があったのだが、
米国は、連帯保証人制度がないが故に、あっけなく破綻する。
いずれにして、不動産を担保に金を貸すという、資本主義的資産運用や活用
の時代は、もはや終焉を迎えているといっていいだろう。
世界の資本家は、金や原油、穀物などに投資を移行させるので、
当面、米国の不動産価格の上昇はないだろう。
世界の金融資産の30%近くを米国が握っている、最終消費地としての
景気が悪化するとどうなるか、
トヨタ、キャノン、ソニーなどなど、日本のトップメーカーの売り上げは
大幅にダウンし、輸出に頼ってきた企業の業績は悪化、
日本経済は、さらに不況に突入するのである。
とにかく、日本は内需を拡大する以外ないのである。
沖縄も、そろそろ政府の予算頼りから脱出しなければ、
公務員、基地依存、土建談合体質から抜けられず、
自立経済発展どころか、本土とともに沈没する。
そろそろ、経済封鎖を受けたキューバのように、
医療、教育、不動産も無料。といった、新しい市場社会主義の実践を参考に、
ゆるやかに、したたかに、力強く発展しなければならない時が来ている。
米国型資本主義の崩壊



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Posted by 田崎聡の沖縄現象論 at 10:15│Comments(1)沖縄経済
この記事へのコメント
アメリカ追随、至上主義のツケが、現実味を帯びているにもかかわらず、政界、経済界は「ノー天気」。

オキナワの観光産業、実態は「外資」「本土資本」に牛耳られ、地域還元は微々たる現状。

大いなる魅力が生かされない、宝の持ち腐れ。

外部の力では出来ないことに、創意(総意)工夫しながら、知恵を出し、地味でもやり続ける姿勢を持ちたい。

今こそ、チャンス!  不況になることで「見えてくるチャンス」。
Posted by mygomygo at 2008年03月18日 08:28
 
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