田崎聡の沖縄現象論　

高校時代、僕はロック喫茶やジャズ喫茶に入り浸りだった。
新宿「サブマリン」「ピットイン」「ローリングストーン」
渋谷「グランドファザーズ」「BYG」「ブラックホーク」「ギャルソン」
吉祥寺「赤毛とそばかす」などのロック喫茶や
新宿「ビレッジバンガード」「DIG」「DUG」四谷「イーグル」
渋谷「メリージェーン」「スウィング」高円寺「サンジェルマン」
吉祥寺「ファンキー」「アウトバック」「しもん」「メグ」等
毎日、ジャズとロック喫茶を朝までハシゴ、
こんなことをしていたんで、美大にしかいけなかったけど、、。
そこで読んでいたのは国民文庫のマルクス・エンゲルス選集や
サルトル、カミユ、カフカの実存主義もの、
わけもわからず、哲学の世界に没頭していた。

音楽がファッションとなって時代をリードしつつあったあの頃。
グランドファンクの後楽園コンサートを皮切りに、
テンイヤーズアフター、CCR、ツエッペリン、Dボウイ、Ｔレックス
キンクス、エリッククラプトン、ジェフベック、ＢＢキング、等々
かたっぱしからロックコンサートを観に行った。
今となっては、遠い過去のことだが、
パンクやレゲエが生活のメッセージとしてなるようには、
島唄は、まだプロパガンダとしてはなっていないかもしれない。
ラブソングではない、強烈なメッセージソングを島唄にも期待したい。
かつての嘉手刈林昌や照屋林助のように、、、。