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2009年01月08日

白土三平

白土三平はすごい!
今から30年以上も前に内房に住みつき、
カムイ伝を地でいった生活を送り続けている。
その、自然を見る描写ははんぱではない。
部落差別の底辺から見据えた文明社会のひずみを
見事にえぐりだしている漫画が「忍者武芸帳」や
「カムイ伝」「サスケ」だった。
1998年に発刊したこの「カムイの食卓」の中で彼は
『すべては金さえ払えば要求が満たされると思い込んでいる。
つまり、生産と消費の環がたちきられていることである。
高度に分業化が進み、魔力的な経済構造にとらわれ、
大都会への人口集中化と、それに伴う消費世界の巨大化が、
人々の精神世界までも支配している。』
と、語っている。
世界経済が疲弊し、中東はまた戦争が激化し、未だに金融市場世界の亡霊が
漂っているこのマスコミ支配の幻想から、今こそ自然世界に畏敬の念を抱いてきた
先人の知恵を結集して、実践していまなかればならないと、
白土三平とともに思うのである。
白土三平


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Posted by 田崎聡の沖縄現象論 at 19:23│Comments(1)沖縄経済
この記事へのコメント
初めまして、田崎様のブログを最初から読ませていただきました。沖縄の事を公平な立場から観察・分析した素晴らしい内容と思いました。
Posted by 一福亭Ⅱ一福亭Ⅱ at 2009年01月09日 18:30
 
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