てぃーだブログ › 田崎聡の沖縄現象論  › 沖縄経済 › 土地は誰のものか

2009年03月19日

土地は誰のものか

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの中谷巌氏
の「資本主義はなぜ自壊したか」を読んだ。
懺悔の書と言われる筆者は、バブル時代小泉・竹中改革路線
に乗ってグローバル資本主義の先兵となっていた。
しかし、この不況の元凶を築きあげてしまったことに
自ら自戒の念を込め、この本を書き上げた。
本書の中では、ブータンとキューバの幸福度のことや
ポランニーの資本主義の末路のことなどが
書かれていて興味深い。

日本は江戸時代は土地の私有を認めておらず、
土地を個人が所有するという意識はもともとなかった。
明治維新以降、土地の個人所有を認めてから、
すべては、金融資本主義に走っていったのである。
もはや不動産=金融資産というモンスターを退治するには、
全ての価値観をいったん白紙、つまりデフォルトするか革命か
鎖国するしかないが、
沖縄は1回経済封鎖された方がいいかもしれない。
そうしなければ、この補助金依存の公務員天国
天下り、渡り王国からは抜け出せないだろう。

本来、食料自給率の少ないニッポンは、真の独立国とはいえないのである。

土地は誰のものか


同じカテゴリー(沖縄経済)の記事
脱原発宣言!
脱原発宣言!(2011-09-02 20:18)

東京タワーの先端
東京タワーの先端(2011-06-03 17:21)

東京の崩壊
東京の崩壊(2011-04-04 11:28)

パチンコの功罪
パチンコの功罪(2011-03-23 09:01)


Posted by 田崎聡の沖縄現象論 at 09:30│Comments(0)沖縄経済
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。