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2010年11月06日

TPP

政府はTPPを前向きに検討することに決めたという。
この国の経済の優先順位は、まず自動車産業他の輸出産業
であるとしている。
でも、もうそろそろ農水産業を犠牲にして国益を図るのは終わりにするべき
ではないのか?
TPPやFTAなどを実施すれば、輸入関税がなくなり、日本の農業は壊滅するだろう。
消費者が「値段が高くても国産のいいものを」ということはあり得ない。
経済筋によると、TPPに加盟しない場合の重工業の損失は4兆円、
TPPに加盟した場合の農水産業の損失は7兆円だそうである。
これは、経済効果からみても日本の農業を守っていくべきであることは明白だ。
特に、沖縄の場合サトウキビの生産高が農水全体の1.5割近くも占めるわけで、
安い輸入品の砂糖が入ってきたら、サトウキビもマンゴーも豚肉も壊滅である。
経済の指標を明確に持たないこんな政府は、誰からも支持されないだろう。
沖縄の知事候補の対談があったが、沖縄の農水、領土問題をどのようにしていくかは
二人から見えてこないのが残念である。

TPP


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Posted by 田崎聡の沖縄現象論 at 12:01│Comments(2)沖縄経済
この記事へのコメント
おじゃまします

TPPの問題同感です
普天間問題ばかりが沖縄ではなくすり替えてる様にも見えました。
Posted by ミッチャン@ミッチャン@ at 2010年11月06日 12:41
私の友達に2ヘクタールの田をサラリーマンの片手間に耕作している人が居ます。彼が言うのにトラックター等の機械に食われて足が出ると話しています。20ヘクタール以上の耕作をしないと趣味の農業だと話しています。
私の周りの農家は相続税の免除の恩典を受けるため仕方なく農業をしている家があります。それも代掻、田植え、収穫を委託して水回りを自分でして自作農の顔をしている農家も多い。
専業農家として十分自立可能である先は所得補償等の助成でTPPの問題を解決すれば良いと思います。
日本の農地はあまりに高く流動性がありません。これではヤル気のある農家が育つことはないと思います。
早く固定資産税を流通価格に見合う徴税をすることです。それをしないと優良農地まで耕作放棄がはじまります。
当然相続税も免除打ち切るべきです。
その見返りに専業農家に助成をすべきだと思います。
その他農地の転用を禁止しべきです。
今こそヤル気のある農家を育成するチャンスです。
TPP参加が転換点になり日本の農業の飛躍につながることを願っています。
Posted by BB at 2010年11月07日 10:38
 
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